私が大切にする「ダイバーシティ人財」というのは、(1)のブログでも書きましたが、多様な体験をし多様なテーマを考え、脳が柔らかくてインクルーシブな人であり、また、チームにそれを貢献・還元できるコミュニケーションスキルを持っている人です。私がプロデュースするカンファレンスは、常に、その体験を作るための幅広いテーマを取り入れています。ICWB31の最後のトークショーでは、メディアを取り上げました。テレビ、新聞、SNS、友人たち、と、私たちは各所から情報を入手しますが、何を意識して、情報を受け取り、どう考えて選び、それを行動に反映させるのか。
私は20代でテレビ朝日「ニュースステーション」のレポーターをして多くの海外取材もしました。難民キャンプを中心に人権を考えるテーマも取材をしてきました。また、TBS「CBSドキュメント」のアンカーとしてアメリカの60ミニッツという番組を紹介していました。メディアのダイバーシティ視点については、その時からの関心テーマです。
瀬尾傑氏からは、 今のネット空間は話題になればお金が儲かる仕組み。この「アテンション・エコノミー」の中で話題性や共感ばかりが過剰に煽られる今、時間をかけて真実を調べる「スローニュース(調査報道)」の存在が不可欠であること。この過剰な広告メカニズムに対しマルチステークホルダーで挑む「ビヨンド・クリックス」の取り組みが大切。
古田大輔氏からは「僕たちの世代はいろんな本物の映像を見て育ってきたが、これからの世代はより多くのAI画像を見て生きていくことになるという最悪の状況に直面しています。 あからさまに怪しい偽情報でも5,000人中半数以上が「事実だ」と信じ込むという調査結果があり、私たちは山ほどの間違った情報を事実と思って生きています」と警告しました。「今の戦争や情報工作は、領土ではなく「人の認知」をターゲットにしており、一人ひとりが防御力を高める「ホール・オブ・ソサイエティ・アプローチ(社会全体での対抗策)」が必要です。
浜田敬子氏からは、日本のメディア組織自体が「高齢男性中心」という強い同質性を抱えているリスクを指摘しました。発信側の意思決定層の偏りが「情報の多様性」を著しく損なっています。 皇室問題でも男性中心の番組では「正統性」ばかりが議論され、「女性皇族の人権問題」や「家父長制の影響」という視点が全く抜け落ちてしまいます。 男性MCと若手女性アシスタントという組み合わせなど、視聴者が「NO」と声を上げ、外部からチェックを働かせることが組織を変える最大のパワーになります。
私からも、英国BBC放送が始めた「5050プロジェクト」を紹介しました。一つひとつの番組に登場する人の性別が男女半々になっているか。年齢バランスはどうか。例えば女性は若いが、男性は年配という構図を見せられていないか。専門家や解説者が男性で聞き手が女性ということはないか、などを制作者も、見る人も、読む人も、聴く人も、発信者のダイバーシティに意識することが重要であることをコメントしました。そして、昔は、新聞は複数読むと教えられましたね、と質問しました。
最後に、瀬尾氏からは「「自分が騙されるものだと思って考えること」、感情を高ぶらせずクイックに反応しない姿勢が情報リテラシーには大切」
浜田氏からは「既存の新聞を1面からざっと読む『情報のシャワー』を浴びることが、バランス感覚を養う訓練になる」と提案がありました。
そして古田氏からは、偽情報に惑わされないための「情報ワクチン(プレバンキング)」として3つの基本チェックが提示されました。
1つ目は「発信源(誰が言っているか、知り得る立場か)」を確認することです。SNSの怪しい投稿もアカウントを見れば一秒で見抜けます。
2つ目は「根拠(客観的なデータや事実が示されているか)」を冷静に分析することです。自分の価値観に近い情報を無条件に信じてしまうバイアスを一歩立ち止まって抑えることが大切です。
3つ目は「関連情報(他の信頼できる複数の機関も報じているか)」を突き合わせることです。親しい人からの「口コミ」こそが最も偽情報が拡散する経路だと自覚すべきです。
私は、過去にイー・ウーマンで手がけた「女性たちが選ぶ今日のトップニュース」の取り組みを説明しました。一般の新聞の記事リストから毎日、イー・ウーマンの女性たちが投票をして、私たちの一面を、選んだという企画です。私たちの頭脳をストレッチさせ、多様な情報を求め、情報をチェックし、選び、行動していきましょう。





私は20代でテレビ朝日「ニュースステーション」のレポーターをして多くの海外取材もしました。難民キャンプを中心に人権を考えるテーマも取材をしてきました。また、TBS「CBSドキュメント」のアンカーとしてアメリカの60ミニッツという番組を紹介していました。メディアのダイバーシティ視点については、その時からの関心テーマです。
瀬尾傑氏からは、 今のネット空間は話題になればお金が儲かる仕組み。この「アテンション・エコノミー」の中で話題性や共感ばかりが過剰に煽られる今、時間をかけて真実を調べる「スローニュース(調査報道)」の存在が不可欠であること。この過剰な広告メカニズムに対しマルチステークホルダーで挑む「ビヨンド・クリックス」の取り組みが大切。
古田大輔氏からは「僕たちの世代はいろんな本物の映像を見て育ってきたが、これからの世代はより多くのAI画像を見て生きていくことになるという最悪の状況に直面しています。 あからさまに怪しい偽情報でも5,000人中半数以上が「事実だ」と信じ込むという調査結果があり、私たちは山ほどの間違った情報を事実と思って生きています」と警告しました。「今の戦争や情報工作は、領土ではなく「人の認知」をターゲットにしており、一人ひとりが防御力を高める「ホール・オブ・ソサイエティ・アプローチ(社会全体での対抗策)」が必要です。
浜田敬子氏からは、日本のメディア組織自体が「高齢男性中心」という強い同質性を抱えているリスクを指摘しました。発信側の意思決定層の偏りが「情報の多様性」を著しく損なっています。 皇室問題でも男性中心の番組では「正統性」ばかりが議論され、「女性皇族の人権問題」や「家父長制の影響」という視点が全く抜け落ちてしまいます。 男性MCと若手女性アシスタントという組み合わせなど、視聴者が「NO」と声を上げ、外部からチェックを働かせることが組織を変える最大のパワーになります。
私からも、英国BBC放送が始めた「5050プロジェクト」を紹介しました。一つひとつの番組に登場する人の性別が男女半々になっているか。年齢バランスはどうか。例えば女性は若いが、男性は年配という構図を見せられていないか。専門家や解説者が男性で聞き手が女性ということはないか、などを制作者も、見る人も、読む人も、聴く人も、発信者のダイバーシティに意識することが重要であることをコメントしました。そして、昔は、新聞は複数読むと教えられましたね、と質問しました。
最後に、瀬尾氏からは「「自分が騙されるものだと思って考えること」、感情を高ぶらせずクイックに反応しない姿勢が情報リテラシーには大切」
浜田氏からは「既存の新聞を1面からざっと読む『情報のシャワー』を浴びることが、バランス感覚を養う訓練になる」と提案がありました。
そして古田氏からは、偽情報に惑わされないための「情報ワクチン(プレバンキング)」として3つの基本チェックが提示されました。
1つ目は「発信源(誰が言っているか、知り得る立場か)」を確認することです。SNSの怪しい投稿もアカウントを見れば一秒で見抜けます。
2つ目は「根拠(客観的なデータや事実が示されているか)」を冷静に分析することです。自分の価値観に近い情報を無条件に信じてしまうバイアスを一歩立ち止まって抑えることが大切です。
3つ目は「関連情報(他の信頼できる複数の機関も報じているか)」を突き合わせることです。親しい人からの「口コミ」こそが最も偽情報が拡散する経路だと自覚すべきです。
私は、過去にイー・ウーマンで手がけた「女性たちが選ぶ今日のトップニュース」の取り組みを説明しました。一般の新聞の記事リストから毎日、イー・ウーマンの女性たちが投票をして、私たちの一面を、選んだという企画です。私たちの頭脳をストレッチさせ、多様な情報を求め、情報をチェックし、選び、行動していきましょう。




