2020年04月15日

株主総会もオンライン化へ!

今日の日経新聞に「株主総会の開催、柔軟に 政府が2段階実施や延期を容認」とあります。多くの人が一堂に会する株主総会は、コロナウィルス感染予防を考えると、今まで通りの開催は難しいと思っていました。私が3月に出席した総会も、株主の席を離し、役員も株主もマスクをつけて開催しましたが、そもそも会場にいらした株主は激減しました。今回の報道では・・・
金融庁や経団連などでつくる協議会が「開催日程の延期」などが可能等、声明を出したようです。今のような時期は、決算のために経理関係者が出勤して資料準備をすることになっているので、延期が可能であることを今明確に声明を出してくださることの意味は大きいと思います。これで、どれだけ多くの人たちが通勤を控えることができるか!

が、私が一番関心を持つのは「開催場所の設定」。

そもそも株主総会がオンライン開催ができない理由が、会社法で決まっている「開催場所の設定」という条件があったからでした。それが本日の報道によると経産省が「オンライン総会の開催は可能だとの見解」を示した、というのです。

しかし「インターネット経由で出席扱いとなる環境を用意するよう提案」とあります。これは、やはり総会をどこか一箇所で開催する必要があるというのでしょうか。今までも事前の委任状の提出で出席扱いでした。究極は、議長がいる場所を「開催場所」として登録するが、各役員も集まらずに各地からオンラインで参加してもよく、株主は誰もがオンラインでライブで参加でき、質疑応答もライブで可能、となることでしょう。技術的に可能にさえなれば、このような方法で良い、となるよう、将来に向けての準備を始めて欲しいと思います。
Posted by kaorisasaki1 at 07:56│Comments(0)