米国 UCバークレイ大学では、コロナウィルスについて、次々と情報を発信しています。コロナウィルスいついては、最初は手洗いの情報だったけれど、すごいスピードで学校での授業がなくなり、全てがオンライン授業。ラボやダンスなどもオンラインで工夫。テストまで。それも夏休みまで今学期全て、と素早く発表されて多くの学生たちは寮を出て、家に帰るなどしました。その後は、学生や親たちに、精神を安定させるための情報など多岐に渡って具体的なサポートが発信されています。そして今度は、すごいです。大学が・・・
「Berkeley Conversations: COVID-19」という名称で、UCバークレイ大学の免疫学など様々な専門教授らが交代で登場し、週2回くらいのペースで、コロナウィルス感染拡大について、最新情報を伝えたり、学生やその親たちに番組を提供はじめまたのです! ライブ番組で配信され、見損ねたら後日見られる。大学の先生たちが率先して専門情報を教えるというのは、昨年秋の親向けの授業シリーズの時も関心したのですが、すごいですね。
4月3日の初回は Q&A が中心。世界的に感染予防について40年の経験がある疫学と生物統計学部門のトップのArt Reingold教授とデータサイエンティストのJennifer Chayes准教授。
今後のプログラムも、
4月7日は “Creating Informed Responses: Berkeley's Computing and Data Science In Action.”というタイトルで、ノーベル賞受賞者でバークレイ大学のデータサイエンス部門ディレクターSaul Perlmutter教授、公衆衛生学部長のMichael Lu氏と研究者たちがCOVID-19 がどのように感染拡大しているか、今後どうなるかをデータから読み解く議論。
4月10日は、経済の影響と政府の対応
4月13日は、パート1が“Coronavirus: Facts & Fears.” と題して公衆衛生専門家による事実と不安について、パート2は、 “Coronavirus: Science and Solutions,” と題して、これまでの質問にも全て回答。
その後は
疫学と経済の発展
公共政策:COVID-19時代の公平と格差
児童心理学:子供たちの心のケア
ウェルネス:個人の健康維持
生物医学最前線
社会学:今目撃していること、そして危機が過ぎ去ったら世界はどのように見えるか
歴史:過去の感染流行と世界的危機から何を学ぶことができるか
データとプライバシー:並外れた政府による監視と介入の時代に個人の自由を保護する方法
文化:COVID-19からの人種差別、外国人恐怖症、
統計:分析の理解とニュースの偏見の認識
エンジニアリング:センサーテクノロジーが将来の医療危機を回避するのにどのように役立つか
ビジネス:COVID-19がオフィスや自宅での取り組みに及ぼす長期的な影響
アート:COVID-19の時代にクリエイティブアートとパフォーミングアートはどのように貢献できるか
面白そう!! 日本の大学で、教授陣が週2回ライブ番組でコロナの最新情報を集め、研究して発表しているところ、あるのでしょうか。学問は共有し、活用するためにある。そのことをよくわかっている教授たちの姿勢と行動力。素晴らしいと思います。
Posted by kaorisasaki1 at 22:52│
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