2020年02月23日

アメリカ大統領選、自宅で投票?

アメリカでは、郵送などで投票ができるVote at Home(VOH)で投票する人が増えてるといいます。
シニアや、障害がある人、仕事が忙しい人、シングルペアレントの家族、家族が病気で家を出られない、悪天候・・・など、投票所まで行かれない人などにも「フレンドリー」ということで、人気が高まってきているようです。選挙の数週間前に投票シートが届き、それに記入して、複数の指定された提出所に届けるか、郵送します。「紙だからハッキングされない」なんてコメントがあるのですが、面白いです。2018年の中間選挙では・・・
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アメリカ西部(the West) の有権者の実に 69%が、このVAHで投票したとのこと。全米では、1億1800万人の有権者の約27%が、この方法で投票したのです。もうすぐ半数を超えると予想されています。現在、州全体でVAHを採用しているのは、コロラド州、オレゴン州、ユタ州、ワシントン州、ハワイ州。カリフォルニア州も2022年までに採用の方向で動いていようです。

効果としては、投票率が10%上がった、というデータ。特に地方選挙は大きな投票率アップになっていると言います。そして、投票所が必要なくなり、費用も削減されるとのこと。

・・・興味深いですね。
日本だと「期日前投票」の利用者が増えているわけですが、郵便でもいい、というのは、面白いです。そもそも郵送でもいいなら、「投票日」を決める必要がなく、「投票月間」を決めて、その期間に郵送すればいいのですから、確かに効率がいいのかもしれません。今年の11月、アメリカの大統領選挙はどんな風に動くのか、選挙結果だけでなく、その方法も注目していきたいと思います。






Posted by kaorisasaki1 at 21:20│Comments(0)