私が、ジェンダーギャップ指数ランキングで、昨日、教育のことをブログに書いたら、さっそくシカゴ大学の山口一男先生から読みましたよ、とメールをいただきました。大変光栄なことです!
「中等教育の順位が1位から100番台に下がったのは、・・・
中等教育は女性の卒業率が男性より上回る国が多く、今まで日本を含みみな同率1位だったのですが、今回日本の指標では男性の卒業率が女性を上回ったので、順位が同率1位の多くの国の下になったからです」とのこと。日本の中学高校の卒業生は男子が多くなったのでしょうか? 人口の問題?それとも女子が中退? もう少し調べたいと思います。
そして「ただ指標的には今回下げた主な理由は政治分野の後退が主な理由だと思います」とも。
そうなのです。こちらは大きな問題。「日本は、与党がパリテ法を守らない」とのご指摘でしたが、本当にそうです。みなさんは、パリテ法って、ご存知ですか? そもそも皆、知らないのでは?と思って。
「PARITE」というのは「同等、同一」を意味するフランス語で、フランスでは、男女の政治参画への平等を目指し2000年に「パリテ法」が制定されています。
日本でも進んでいるんです。2018年5月に、日本でもパリテ法と言われる
「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が、施行されました。施行されているんです!
候補者をできるだけ男女均等にする
つまり、国会や地方議会の選挙で、候補者の数をできるだけ男女で均等にするよう、それぞれの政党に努力を求めるもの、なのです。が、強制力がないから、本当に全く進んでいない印象ですよね。ジェンダーギャップ指数ランキングで、日本は、「国会議員に占める女性の割合」では世界135位ですから、とにかく議員数を増やさなくては。
政治家に女性が増えることは大切です。教育も、経済も、生活も、ビジネスも、政治家が作る法律が影響するからです。政党にしっかり男女半数ずつの候補者をあげてもらうこと。有権者である私たち一人ひとりが、投票することです。議員数、これからもしっかり意識していきましょう。
Posted by kaorisasaki1 at 22:36│
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