2019年08月19日

横浜にカジノはいらない

私個人の意見です。
横浜生まれの私は、横浜にカジノが誕生しないことを祈ります。
そもそも、カジノは、古いビジネスモデルだと思っています。
カジノによって、観光客を増やし、収益をあげるという考え方は・・・
昔のビジネスモデルであるとおもっています。

時代は、変わりました。

例えば企業だって、売り上げだけで評価される時代が終わり、非財務の情報、ESG経営をしているのか、環境に優しいか、労働環境はいいか、ダイバーシティは進んでいるかなど、多くの視点で評価されるように急速に変化しています。

消費者のニーズも、ライフスタイフも、価値観も、どんどん進化している中、昔のビジネスモデルであるカジノを中心としたIRは、過去データをもとに利益が上がると議論され、土地探しをしていますが、緑もあり、文化も歴史もある場所に、絶対に必要ない、むしろあってはならないと思っています。

長期的に考えた時、横浜市にカジノがあることが、どれだけマイナスになるかを、想像してしまいます。

たとえば何の歴史もない、緑もない、文化もない、という場所であれば、良いのかもしれません。昔なら、そんな場所にIRを誘致して、カジノやレストランを作り、巨大カンフェレンスを開催するなどで、集客をし、収入をあげるという手法が考えられたのでしょう。その時代の、短期売り上げだけが価値であると信じた人たちにとっては、複合施設として、良いビジネスと思われたのでしょう。

でも時代も、価値観も変わりました。
そして
横浜は違います。

横浜は、日本国内でも誇ることができる歴史があり、街並みがあり、暮らしがある。ここに、カジノはいらないのです。

カジノで人が一時的に集まり、ある時期収益(=税収)が上がっても、それは、企業価値でいうと、数十年前の企業評価の高め方と一緒で、これからの都市の価値を高めるものさしにはそぐわない。長期的には、その都市の価値を下げてしまう。まったく持続可能性がありません。
今、すでに競争優位に立っている横浜の特徴=価値にダメージを与えると私は考えます。

そして美しい港がカジノ街になる。
想像したくありません。

横浜の今の価値を信じるなら、IRは、必要ないと考えると思います。

私は、今の横浜は、歴史や、文化や、ライフスタイルや、街や、景色や暮らす人々・・・すべてが魅力的で、古いビジネスモデルであるカジノ誘致は、反対です。




Posted by kaorisasaki1 at 23:55│Comments(0)