2018年09月24日

ギブギブギブ。GIVE Give!

昨夜、TBSテレビの初耳学という番組で林修さんが「ギブギブギブ」ということで、尾原和啓さんの本と発想を紹介され、絶賛されました。尾原さんも古くからの友人なので、あら、尾原さん!と思って聞いていたら、お話になったのは、私が「Give&Givenの発想」(ギブ&ギブンの発想)として1997年、つまり今から20年前に本に書いた内容です。どんなことを書いていたかというと・・・
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Give&Takeという表現は、相手に何かをしてもらう、受け取るために、今先にギブするという状況が多い。しかし、インターネットの時代にはギブし続ける人をネット上で多くの人が見ていて、その人を信頼し、いい人だと思い、困った時に皆が助けてくれるなど、人々が最終的にはギブしてくれることがあるので、期待せず、下心もたず、とにかくギブし続けるということが大切。そこでギブ&テイクはやめて、ギブ&ギブンという発想を書いたのです。もちろん、もっと深く、たくさん書いているし、今見たら、アマゾンで1円!で売っているみたいだから興味があったら読んで見てほしいし、でも20年前だから古いことたくさんかいてあるので、そのあとのバージョンが文庫になっているけれど、それもきっと今売ってない:笑

私が日本で初めて、働く女性向けの2ヶ国語サイトを開設したのが1996年。国際女性ビジネス会議をスタートさせたのも1996年。ネットワーク型の仕事の仕方、今でいう働き方改革も1987年から提唱し続けていますが、さまざま、20年以上の時を経て、やっと!テレビで話題になるようになったんですね〜。早すぎたのでしょうか〜? 

それにしても、ある出版社の人が言ってました。女の人が新しいことを書いたり言ったりしてもあまりメディアなどが取り上げないけど、男性が言うと皆が真剣に聞くんです。うーん、そんなことがないことを祈るけれど、でも、私が専門とするダイバーシティ経営においても、「無意識の偏見」(アンコンシャスバイアス)というのが課題です。確かに、ギブ&ギブンの発想を出版した時も、これは20年前だからですが、当時は「女性がビジネス書を書いても誰も買わないので、売り場がないんですよね」と言われたことを思い出します。

時間管理の発想もスキルも、今日本にあふれているもののほとんどが私が書いたことや言ったことが源です。ダイバーシティ視点の重要性も、以前から書いていた。・・・私にして見ると「もう20年前に言ったよ」ということがたくさんありますが、もう一度、今だからこそ、再度伝えていくことが今のみんなの役に立つことなのかな、と思った次第です。

ギブし続けましょうね!!

Posted by kaorisasaki1 at 10:59│Comments(0)