2018年06月27日

これからの労働のあり方を考える

私は、厚生労働省の「労働政策審議会 労働政策基本部会」の委員を務めていますが、本日は、第9回目の会議が開催されました。秋に、労働政策審議会(労政審)の本会議に提出するための報告書の取りまとめに向けて、今まで話し合って来たことの骨子の確認をしました。

労働環境は、大きく変化しています。昔は、就職すると・・・

正社員として定年まで1社で勤めあげるのが「一般的」と思われていました。しかし、今は、違います。ITの発達もあり、AIの発達もあり、グローバル化され、転職も進み(=雇用の流動化、と言います)、ベンチャーも増え、フリーランスで働く人も増え、テレワークも可能になりました。また、人生100年時代ということで、働く年数も長くなることも考えられます。

そんな中、雇う・雇われる、という関係の変化や、働く、働き続ける上での新しく必要なルール、いらないルール、など見直す必要があるだろう、と考えています。フリーランスや、テレワークのケースは、今までの労働関連の法律では、足りないことも多いのです。私個人としては、守るべき人を決めて守るルールを作り、自由を求める人は、自由度を増す、という考えですが、この会議としてどうまとまっていくかまだ未知数です。皆さんも注目してくださいね。

労政審の本会に提出されると、そこで議論され、その後、必要なものは、法律改正・立案という可能性もあります。


Posted by kaorisasaki1 at 23:57│Comments(0)