2018年03月28日

イー・ウーマンは設立18周年を迎えました!

株式会社イー・ウーマンは、昨日18周年を迎えました!
2000年3月27日に誕生してから18年間。
今日のような日が、楽しく、明るく迎えられることに、心から感謝しています。
「ダイバーシティ視点でイノベーションを起こす」というミッションを掲げるイー・ウーマン。今年は、大きく成長する予定です。引き続きご支援お願い申し上げます。

ちょっと歴史を振り返りますと、私は・・・
1987年に、ユニカルインターナショナルを起業し、「適時・適材・適所」という考え方で「「プロフェッショナルチームとして仕事をする」こと。通訳や翻訳を、単なる言語の変換ではなく、「目的を達成するためのコンサルタントの意識で仕事をする」ことなど掲げ、日本にまだ、新しかった「ネットワーク」の概念を紹介しながら、会社を経営してきました。

88年には、オリジナルのデータベースを構築し始め、電子メールでの業務も始めました。パソコンが珍しかった頃、です。

89年には、日本初の今でいう、異業種女性のネットワーク「プロ意識のある女性のネットワーク」を作り、毎日のように講座などのプログラムを提供し、年に1度は300人ほどの大きなカンフェレンスを開催していました。そのプロ意識のある女性のネットワークでは、90年からは、電子会議室を開設し、「会議前には、オンラインで互いの近況報告をしたり、テーマについての準備ディスカッションをし」「当日は、深い本題を議論したり学んだりし」「講座の後は、またオンラインで互いに追加情報をシェアしたりする」などのオンラインと、オフラインの連携の仕方や目的を伝えながら、講座を展開始めました。

92年には・・・・



92年には、ユニカルインターナショナルでは「現時点で電子メールを使っていない人に仕事は行きません」とアナウンス。

96年には、インターネットの使い方を「コミュニケーションコンサルタント」として示したいと考え、日本初の女性向けの日英でのサイトを開設。まだ、ポータルサイトという言葉や概念がないときに、インターネットには入り口が必要だと考え、プロ意識の高い女性たちがインターネットを活用するために、情報の提供や、ディスカッションできる掲示板など、数々の機能を提供しました。

同時に、96年には、女性のネットワークで開催していたプログラムの一部、年次総会を、「国際女性ビジネス会議」と名称変更し、第1回目をお台場にて開催。500名以上を集める会議となりました。

その後、99年に2人目の子供を出産。ウェブサイトや国際女性ビジネス会議を、完全ボランティアではなく、せめて経費くらいは出るようにして行きたいと動いたところ、ITバブルの時期と重なってしまい、大きな注目を浴び、人や資金が集まることとなってしまいました。そこで、ユニカルインターナショナルの一部として継続することが難しいと考え、分離させ、イー・ウーマンを設立することとなりました。

イー・ウーマンは、2000年から、今日のイー・ウーマンと同じ理念を掲げています。
起業当時私は、
 ・サイトにバナー広告を掲載しない
 ・これからはインターネットが普及し、IR/CRの時代になるので、スマートコンシューマとして企業をサポートすると発言していました。

まず、多くのサイトが、バナー広告を掲載し、サイトのページビューを競い合い、広告の掲載量で経営するということをしています。しかし、そのようなビジネスモデルでは、「どんな内容でもクリック数が上がればいい」ということになり、情報の正当性や、倫理性などに課題が出ると考えました。広告主のために、人が集まる内容だけを掲載するとなると、占い、プレゼント、安売り、恋愛、ダイエットなどのテーマを集中して掲載することになる。今でいうと、「いいね!」が欲しくて過激なことをしてしまう人が出るような状態と似ています。

そこで、私は、これからのインターネットの時代の企業と消費者、政府と生活者などのあり方を提案するサイト=会社でありたい、と考えました。インターネットは、いつでも、どこからでもアクセスできるから、企業は昔のように、投資家には「儲かりますよ」と言い、消費者には「安いですよ」とだけ知らせることができなくなった。360度透明性が大切な時代に向かって、しっかりした意識の消費者・生活者と関わり、企業として健全な発信を続け、消費者との関係を作っていきましょう、ということで、IR/CRプログラムを、提供すると発言したのです。

投資家とのリレーションであるIR、顧客・消費者とのリレーションであるCRが一体となる、という世界です。今やっと、ESGとかSDGsと言われて注目を浴びるようになった視点です。単純な広告を掲載するのではなく、インターネットを使って、新しい発信をしていくことをイー・ウーマンがお手伝いする、という事業です。

これは同時に「ダイバーシティ」社会の中で一人一人が貢献する社会を作ることでもありました。

ダイバーシティとは、一人一人が貢献して、より良いチーム・組織・社会を作る、ということです。ただ、多様な人がいるということではありません。それぞれが、プラスの貢献をし続けるということです。

ダイバーシティ社会を作るための人を育て、スキルを伸ばすために、イー・ウーマンでは、「働く人の円卓会議」(2000年はサーベイという名称でした)を設け、発言ルールを「I statement」として、政治・経済・健康・教育ほか3000テーマ以上をディスカッションしてきました。

マスコミの世界では、一般人が専門家に質問し、メディアを通じて専門家が答える、という上下関係がありましたが、イー・ウーマンでは、専門家が質問し、イー・ウーマンに登録している人が自分の事例だけを提供する、という形で、一つのテーマに対して、多様な視点や経験が集まるように工夫しています。また、読み手が、どのテーマでもいくつかの視点にすぐにアクセスできるように、読みやすいように、一つのテーマでの議論は4日間で構成され、1日あたり5-8件のみ掲載するようにしています。

総論を述べず、聞いた話を述べず、自分の考え方や事例を伝えるということが、まさに、ダイバーシティ時代に必要なスキルであり、それにより、初めて、いい知恵が集まって、より良い結論に導いていかれるのです。

イー・ウーマンは、「ダイバーシティ視点でイノベーションを起こす」をミッションに、今、大きく2つの事業に取り組んでいます。

1:プロダクト/プロセス イノベーション
わかりやすくいうと、企業の商品開発やプロセスの見直しなどのお手伝いです。キッコーマンの「うちのごはん」のパッケージの情報デザインをして大きく売り上げを伸ばしたり、味の素の「トスサラ」を開発したり。航空会社のサービスの見直し、不動産会社のマンションの内装の提案、自動車会社の車のデザイン提案、和菓子の開発、ベッドの提案、家電の提案・・・・など。その事例の一つが、自社開発の「メロンリペア」でもあります。

2:組織・経営イノベーション
ダイバーシティ経営のコンサルティング、ダイバーシティ組織づくりのためのコンサルティング、講演、ワークショップ、研修。国際女性ビジネス会議に、多くの企業がパートナーとしてご参加くださるのも、その一つです。また講演アレンジ、女性取締役のご紹介・斡旋などもしています。

この6月には、女性取締役候補などを中心としたクラブの発足、またテレワークステーションともなるクラブフロアの開設。
10月には、「ダイバーシティインデックス 」という企業向けのオンラインテストもスタートします。

イー・ウーマンは、2018年。第19期は、ますます元気に動きます。ぜひ、引き続きご指導ください。
詳細など、ご興味ある方は、以下からお問い合わせください。

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よろしくお願いします。
また、ブログに書いていきます!














Posted by kaorisasaki1 at 11:03│Comments(0)