2015年02月27日

フィンランドの子育て、

昨年末、クリスマスランチということで、フィンランド大使館の公使の方のご自宅での少人数ランチにお招きいただきました。コースランチで、前菜、スープからメインディッシュ、デザートまで一つ一つ運ばれてくるのですが、これらがお二人で作った料理というのが驚きでした。「イクメン」でも知られる・・・▼続きを読むIMG_400IMG_400IMG_400IMG_400IMG_400
「イクメン」でも知られるこの公使、公使婦人とのランチは、両国の教育問題や生活のあり方など、あらゆるテーマで会話が進みました。

 
OECD(経済協力開発機構)のパリ本部で世界の教育について研究し指数を発表担当している方と以前お話をしたとき、現在世界で一番いい教育システムを持っているのはフィンランド、と聞いていたのですが、このフィンランド、教育費は大学まですべて無料だというのです。のびのびと21世紀型の、クリエイティビティ豊かな子どもたちを育てる教育をしているといいます。

又、子どもが生まれると政府からパッケージが届きます。ベビー用品がぎっしり詰まったパッケージです(写真、アップしました)。これを受け取るか、現金を受け取るかという選択肢があるようですが、ほとんどの親は贅沢な品のつまったパッケージを受け取るとか。

そこで、小さなお子さんのいる公使ご夫妻に、日本での子育てはフィンランドと違いますか、と尋ねると、「日本の子どもはお行儀がいいのでびっくりした」というのです。「どういう意味ですか?」と尋ねると、電車の中などで皆静かにしている、と。フィンランドでは、子どもたちはもっとうるさい。お行儀も悪かったりする、といいます。また、「公園でみていると、日本の親たちは、子どもたちが転ぶと立たせ、上りたいというと木の上に乗せてあげたりしています。私たちの国では、転んだ子どもがいても立たせません。自分で立つように指導するのです。自分の力で上れない木に、大人が乗せてあげることもしません。届かない、出来ないことは、させないのです。きっと、公園で私たちの姿を見ている日本人の親たちは、子どもに無関心だとか、冷たいとか思っているかもしれませんね」と笑いました。

びくっとしました。

転んだ子どもに手を貸さない、というのは私も意識していましたが、抱っこして高い場所に触らせてあげたり、乗せてあげたりしたかな、、と記憶をさかのぼりました。

皆さんはどうですか。子どもが自分の力で考え、立ち、歩む。そんな指導していますか。

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