女性と起業というテーマ。どうしたら女性たちが起業するという選択肢を増やすことができるのかということを、資金調達の視点や、情報の点など、様々な角度から話し合いました。そのセッションで一緒になり、印象深かったのは、高校2年生の起業家。彼女は、高校で、進路に関するアンケートがあるが、そのアンケート用紙に「起業」という選択肢がないことを話していました。小さい時から、将来の仕事の一つに、起業するという選択肢があることを知ることは大切だと。まったく同感です。
私自身は、そんな選択肢があることを知らずに、20代で会社をつくりましたが、もっと小さいときから知っていたら、いろいろ試せたら、それもよかったと思います。私自身大学でお話をすると、女子大生から就職の迷いを聴くことがあります。有名企業を選ぶ必要はありません。人生かけて、仕事で貢献していけばよいのですから。
私自身は、女性の起業家を増やすために、政府が、女性起業家の数や、売上、雇用人数など、具体的なデータを調査、発表することや、増加に関する予測を発表することが重要であると、発言しました。この数字を見て、金融機関が女性起業家に融資をし始めたのが、アメリカの事例です。
今回の会議は、外務省等が主催で、安倍総理はじめとして、様々な大臣らも、長い時間参加し、ここで決めたことを具体的に取り入れ、動かすというコミットメントがあったことがとても素晴らしかったです。日本もついにここまで来たのか。いえ、こんなにも進んで実行する国になったのか、と感慨深い、誇らしい?気持ちでした。だって、私は、これを27年前から、ず〜と続けてきたのですから。総理が、大臣が、こうして世界中の女性リーダーを招いて行動宣言をするなんて、本当に嬉しいかぎ入りです。
この2日間でたくさんの人と会いました。海外の女性リーダー、そして日本で女性の活躍、ダイバーシティに取り組んでいる方々。「ここまで来たね、やっと」と皆で喜びあいました。でも、どなたかの安倍総理に向けてのスピーチにありました。「始めることが大事なのではなく、どのように終えるのかが大事」だと。その通り。ビジョンを明確にして、着実に進めていくことが大事ですね。来年も開催すると、岸田外務大臣が話されました。楽しみです。本当に、いい時間でした。
Posted by kaorisasaki1 at 23:41│
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