佐々木かをりの「今日の想い」

　先週水曜日、ＴＢＳテレビ朝8時からの「いっぷく」という番組に出演させていただきました。私の出番は、8：03-8：20位の15分間程度で、「ぷくトピ」というニュースコーナーのコメンテータ、、という役割のようですが、前回は、集団的自衛権と、富士山山開きという2つのテーマでした。集団的自衛権については・・・・・・▼

こんなことをお話しました。
　政府与党は、この歩みが今の日本国にとってとても重要であると主張していますが。イー・ウーマンの「働く人の円卓会議」では、74％が反対。また多くの「専門家」が、反対意見を表明しています。政府は、とてもいいことだと考えるなら、多くの人が理解するように説明し、共感者を増やす必要があるだろうと私は考えています。つまり議論、説明不足のまま、相手に「勉強不足ですよ」というのは、ちょっとどうかな、と。もう少し学習機会があったらとと思います。
　国際的な視野にたつと、The Japan Timesは、「中国と韓国が、日本の軍国主義の再燃のように受け取るのではないかという懸念」を伝えていますし、アメリカは歓迎を表明しています。国際貢献ということから考えると、日本はお金を出しても人を出さない、貢献が実感できない、そんな印象を持たれていることもあり、国際機関に勤める人たちに聞くと、欧米では「歓迎」の意を表する人が多いそうです。
　また、番組でも言いましたが、大切なのはこれから。今回は「閣議決定」があったということで、法律がつくられたのではありません。閣議決定で基本的な考え方を定めたといっても、法案がつくられるのはこれからです。多分来年5月頃に開催される国会までに、この法案に、どのような言葉が入るのか、制限が入るのかが重要です。賛成派も、反対派も、感情的にならず法案づくりのプロセスにおいて、きちんと議論し、国民のための法律がつくられることに注力していく必要があるでしょう。
　富士山は、私が、頂上まで登った時の体験を少しお話しました。ただ、このコメントで番組から退出した、ちょっと不思議だったというコメントを何人かの知人から聞きましたが、さて、次回はどうなるでしょう。
　ぜひ来週も、と番組の方にいっていただいたので、7月7日（月）と、9日（水）の朝、15分位出演します。是非ご覧くださいませ！