2014年04月07日

OECDに加盟して50周年です!

 OECDとは、Organisation for Economic Co-operation and Development = 経済協力開発機構、のことです。「世界最大のシンクタンク」とも呼ばれ、ヨーロッパ諸国、アメリカ、韓国、日本など先進34カ国が加盟しています。本部はパリにあります。
 「経済成長」「開発途上国援助」「自由かつ多角的な貿易の拡大」という3つの目的のために、経済、規制、貿易、投資、環境、持続可能な開発、公共ガバナンスなど、経済や社会において、調査、分析、政策提言などをしています。日本からも数十人の優秀なスタッフがパリ本部にいます。
 このOECDに日本が参加することで合意覚書に署名、閣議決定をしたのが1963年、翌1964年に正式加入したのです。今年は、日本加盟の50周年、その記念シンポジウムが・・・▼
2014年4月9日(水)9:00〜15:00まで日経ホールで開催されます。テーマは「アジアとともに、半世紀後の未来に向けて〜。
 今日、来日中のOECDのグリア事務総長とお会いしました。4回目なので、「お久しぶり!」とご挨拶させていただきました。失礼な表現かもしれませんが、素晴らしいリーダーシップがあるだけでなく、大変チャーミングでな方です。そして今日も多様なテーマで日本の将来についてディスカッションしました。課題がいっぱいありますが、いつも、グリア事務総長がおっしゃるのは、OECDは世界各国のベストプラクティスや良い事例を紹介していくのが役割、というスタンス。どうしたらいいか、たくさんのデータをどう活用するかは各国に任されているということです。
 9日(水)は、グリア事務総長が基調講演をされた後、日本経済研究センターの岩田一政理事長がモデレータとなり、グリア事務総長、キャシー・松井さん、そして、私佐々木かをりで、最初のパネルディスカッションを行います。テーマは、「50年後の世界。今取り組むべき課題は何か」です。その後も、パネルが続きます。
 既にかなりの参加お申し込みがあるようですが、会場にいらっしゃる方ほとんどが日本の方なので、パネルは日本語で行われるでしょうか。私は学者ではないので、データから分析するということはしませんが、新しい視点を加えてディスカッションの幅を広げることができたらと思います。
 参加は無料ですので、ご興味あれば、こちらのページをご覧ください。

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この記事へのコメント
久しぶりの更新、ありがとうございます。
このイベントに参加できずに残念です。前もって知っていれば参加したかったのですが・・・。
本当に、50年後の世界はどうなっているのでしょうか。また、どう発展させていけるでしょうか。パネリストのお一人、佐々木さんのご意見や他の方の意見も聞いてみたかったです。
ご多忙でしょうからどうぞお体お大切に。また、佐々木さんの新しいニュースを楽しみに待っています。
Posted by Tosuku at 2014年04月09日 22:12