万能細胞! 小保方晴子さん
この3日間、万能細胞「STAP細胞」開発! 小保方晴子さんのニュース、嬉しく拝見しています。教科書に出ている「基本事実」を覆したという「視点」が、快挙につながった、ということですが・・・▼
その「視点」「継続性」がすばらしいです。論文を否定され、歴史を愚弄するのかとまで専門家たちから言われた自分の視点を、「納得してもらえるように事実を積み重ねよう」ととらえて、継続した。本当に素晴らしい。
画面では意見する小保方さんはチャーミングで人を引き付ける魅力を持っていますね。ハーバードの先生も、自分が教えた過去すべての学生の中で最高の学生だったと、答えていました。
彼女は早稲田大学のラクロス部所属だったとのことですが、その時もいつもオシャレだったというし、今もファッションを大切にし、研究室の壁を黄色やピンクにぬり、ムーミンの絵もペイントされ。休みの日は買い物を楽しんだり、温泉に行ったり、本を読んだりしているとのこと。
今朝の番組では、彼女の小学生の卒業文集の作文等が紹介されていました。小学生の思い出として児童会室の「におい」が好きと書いている作文や、中学2年生でつくったという「風」という詩。この詩の迫力には涙しましたが、小さい時から圧倒的に頭のいい、感性のするどい人だったことがわかります。
いや〜カッコいい!!
そして私は、これこそが「ダイバーシティの大切さ」だと思ってみていました。
一つのものを、多様な視点で考える。たとえ多くの人が「常識」「決まり」と思っていることさえも「違うかもしれない」と考えて、その視点を研究する。色のない無機質な研究室で、いつもと同じ人たちだけで議論をして研究をするのではなく、「ふつう」の街を歩き、モノを買い、食べ、旅を楽しみ・・・そんな中から健全な多様性ある脳、思考が保たれたのではないかと。
先日、東京大学で講義をしました。毎年一回、工学部で話をしています。「思考の多様性」について。毎年、院生たちに伝えているのは、アパートと研究室の往復だけの生活で、味気ない部屋でパソコンに向かっている、というだけではダメですよ。話し相手が大学の研究仲間だけ、なんて全然だめ。いろいろなものを見て、体験して、多様な視点でその研究を進めてほしい。研究のための研究ではなく、誰にどんな風に使ってもらうものなのかを考え、研究を進めてほしい、と。
小保方さんの快挙は、多くの研究者に、そしてもちろん学生や社会人に、大きなインパクトを与えたことでしょう。カッコいい女性の登場、嬉しいです。
Posted by kaorisasaki1 at 08:51│
Comments(2)│
TrackBack(0)
この記事へのトラックバックURL
私も、このニュースに感動しました。彼女は自分の研究について、もしこれができたら病気がなくなるかも知れないし、アンチエイジングにも有効、と言っていました。
素敵な将来のビジョンに向かって努力する事、自分の考えに納得してもらうために、事実を積み重ねたということが、すごいです。
今まだ道半ばと言えども、夢に向かって進むその姿がほんとうにかっこいいです。
小保方さん、素敵ですね。
人としての魅力が、書いたものから伝わってきます。
私も「風」に心揺さぶられました。
「今日一日だけはがんばろう。明日一日だけはがんばろう」と、研究を続けていらっしゃった言葉に、ひたすら努力した心の葛藤があらわれていますね。
私の父は、研究に没頭した末に、時代ごとに必要とされる新しい資材を生み出してきました。誰にも理解されない中で仮説に向かう、先駆者としての苦悩と意志の強さを身近で見てきました。
小保方さんが前進する後押しになってくれた「風」。
チャーミングなお姿と従来の研究者のイメージとのギャップが大きく、より話題になっていますね。
目標に向かい、地味な努力の積み重ねの中で涙してきたお姿に想いを馳せると、今後の研究のご発展をお祈りしたくなります。