経営陣が暴走しないように、牽制する仕組みがあるかということでもあります。つまりこれは、私がいつも講演等でテーマにしている「ダイバーシティ経営」「ダイバーシティマネジメント」ということなのです。
ガバナンスを良くするためには、さまざまな視点でモノを考える人がいるチームを作る必要がありますし、さまざまな発想に耳を傾け、検討し、とりいれていくことが大切です。これがまさに、ダイバーシティ&インクルージョン。決定のプロセスに、多様な視点を取り入れるということです。
日本企業に今足りないのが、取締役会の多様性です。取締役会が、同じ会社出身の同じような年齢の男性ばかり、という企業が多い。それが必ず悪いということではありませんが、取締役会の視点が、一つの方向からに限られる危険性が高いということです。であれば、年次が違う人が役員になる。他社からの人が役員になる。年齢が若い人が役員になる。女性が役員になる。外国人が役員になる。障害を持った人が役員になる。LGBTの人が役員になる。……いろいろあるでしょう。
その一つの女性。総理までもが各社に女性役員を最低一人、とおしゃるわけで、やっと動きがでてきました。これが本物になることを期待しています。
男性経営陣が「でもね、いい女性がいないんだよ」と採用する女性がいないという言い訳を言わないように、イー・ウーマンで社外取締役の紹介を始めました。社外監査役の紹介もします。また、女性役員のほか、イベントや研修・講演会などでの女性講演者、パネル、各種委員会などの委員、執筆者なども紹介しています。
ダイバーシティ経営、ダイバーシティ社会を作る第一歩です。
女性スピーカーズギルド
Posted by kaorisasaki1 at 01:04│
Comments(0)│
TrackBack(0)