2013年04月17日

北京大学で、講演しました!

 13年ぶりの中国、北京。先ほど、北京大学での講演を終了しました。300名弱の大学生、大学院生他が会場に詰め掛けてくださり、立ち見がいっぱいでて、熱い時間となりました。「白熱教室みたいでしたね」と言っていただけたのも、たくさんの質疑応答があったからだと思います。嬉しかった。今回の講演は・・・・・・▼
三井物産のサポートで開催されている北京大学での講座で、今回が第39回目。「イノベーション」をキーワードに毎年6人が講演しているそうです。4人が中国の講師、2人が日本からということで、私が「女性初」ということでした。
 予約なしの会場に集まってくれた北京大学の大学生、大学院生は、立ち見も含め300人弱。みんなとっても熱心に聞いてくれました。テーマは、「ダイバーシティが経済成長のキーワード」。
 多様性という概念が中国でどう受け入れられるのかと思っていたのですが興味と関心を持って聞いてもらえました。40分の質疑応答の時間をとったのですが、次々と手が上がりました。それも、みな具体的な質問がいっぱい。例えば「利益を追求することと多様性を追求することが両立しないのではないか」「日本はクジラやイルカを殺しているが社会的責任をもっと取ったらどうか」「日本企業では中国人の給与が低いがどうしたらいいか」「自分も同じように企業に提案をしているが、売上を上げるために%でとりたいが御社はどうか」「都会と地方では経済格差があるが経済成長と環境保護は両立するのか」「競争社会で他企業に勝とうとすると多様性は二の次になることはないか」「日本企業のようにきめ細かい対応をすると経費がかさんで利益が出ないことはないか」「コストコントロールと利益をどう考えるか」など。40分過ぎてもまだ10人以上の手が挙がっているような活気でした。
 私が、一人ひとりに誠実に情熱的に答えたからか、時には回答に拍手をもらったりして、みんな真剣に聞いてくれました。終了後、「話を聞いてファンになりました!」「たくさん学びました!」とサインを求める学生や一緒に写真を撮りたいという学生、名刺を求める学生が何人もいたのも、嬉しかったです。主催の三井物産も、北京大学の教授も大変満足してくださいました。
 多様性というテーマを、中国の学生に話すというのは、私にとっても挑戦でした。彼らの心理や、知識レベル、意識レベルなど何もわからないので、どのような視点で話すと最大の成果がでるのか、分からず、内容も決めかねていました。でも、メッセージがある程度は届いたことを感じ、私も嬉しく思います。
 北京大学がのびのびとそして熱心に学生を受け入れ育てている様子が感じられたのも、べんきょうになりました。三井物産、そして北京大学の皆さまに心から感謝します。ありがとうございました! 再度来て話してほしいと言っていただきました。実現できたらと思います。

この記事へのトラックバックURL