仕事って、貢献することです
ここ何年も、たくさんの働き手、または、働きたいという人たちと会ってきて、感じることがあります。それは……▼
ものすごく優秀なのに、仕事ができない人がいる。経験やスキルは十分あるのに、仕事ができない人がいる。・・・ということです。
話しを聴いているだけで、「もったいない!」と思うのです。英語ができる、中国語ができる、フランス語ができる……ワードも、エクセルも、パワーポイントも、アクセスも、しっかり使えるし、速いというし。
でも、知識やスキルって、基礎です。
それを、相手のために使えるかどうか。それが、仕事です。
相手とは、クライアントだったり、チームだったり。
言われたことだけをするのが仕事ではないし、あなたの存在意義ではないです。もったいない。仕事とはなにかを、分かっていない感じの人が多いのです。
仕事とは貢献すること。
あなたがチームに加わると、どんなプラスがあるのか。
あなたがチームに加わると、どんな良いことが起きるのか。
それが大切なんです。
でも、
「今までで一番貢献したと思う仕事は何ですか?」と聞くと「色んな人に会えて楽しかったことです」などと、トンチンカンな答えをしてみたり、「この目的なので、この仕事をしてください」と言っても、最低限のことをして、「これをすればいいんですよね」という人。
貢献する、という心があると、仕事が広がります。
面白くなってくるし、智恵も出る。
自分が担当する意義、意味、価値を、自ら体感できます。
視点を自分だけに向けないで、相手に、チームに、当ててみましょう。
今のことばかり見ないで、明日、来月、来年のことを考えて動きましょう。きっと、実りある仕事になっていくから。
Posted by kaorisasaki1 at 23:15│
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小学校の放課後児童の遊びを見守る仕事をしています。
2年目の今、やりがいとか意欲がわかず、シフトだから・・と淡々と通っています。
ある日、個別級の1年生(男子)が砂場で砂を放り上げ、撒き散らし始めました。
砂場遊びをしていた周囲の子どもたちにかかり、ブーイングの嵐!!
「投げないでね」「友だちにかかるよ!」と言ったところで、夢中になっている彼の耳(心?)には入りません。
とっさに私が盾になり砂をあびました。
タオルでふせぎました。
(他の子たちをガードしなければ、そして彼の気持ちを落ち着かせなければ)
ここで場を監督し、収めるのは私しかいない。
その時、そんなふうに思えて良かったです。
佐々木さんのお考えを読み、スタッフ(チーム)全体に視点をあてて動けば、何か変わってくるのかもしれないと思いました。
プロの倫理観が問われる時代になってきたと思います。拝読して、「貢献する心」もそのひとつであると、あらためて気づかさせていただきました。仕事の姿勢には人としての姿勢が問われ、おっしゃるとおり、広がり・面白くなり・知恵が生まれ、人生の意義・意味・価値にもつながるのだと思いました。ありがとうございます。