2010年08月26日

妊娠と仕事

 毎日いろいろなニュースに興味を持ちますが、今日は、妊娠に関する……▼
ニュースに目が止まりました。野田聖子さんの妊娠です。
 49歳で妊娠、50歳で出産ということ。第三者の卵子であること。体外受精であること。アメリカであることなど、いろいろな点が注目を浴びているのでしょう。中には「総裁より母を選んだ」という表現をする記事までありました。
 確かに妊娠や出産は、確かに女性特有の肉体的な出来事ですが、育児は男性も女性も同様に心と時間を費やすものですし、なぜ妊娠によって「総裁より」という発想になるのかは疑問です。私のそんな疑問にツイッターに寄せられたコメントの中には、「アメリカなどでは養子縁組もかなりある様だが、日本では片親の遺伝子を持った子供さえ持つことが許されていないのが不思議でならない」というものもありました。
 確かにこれを機会に日本での「親とは何か」「家族とは何か」という定義や意味を考えるのに良い機会だとも思います。アメリカの子ども番組では、子どもと歌う歌に「家族とはあなたを育ててくれている人」と、一人親でも、親戚でも、義理の親でも、今あなたを育てている人が親であるといった主旨のものありました。しかし日本では、家族は、お父さん、お母さん、子ども。一人親も、養子縁組での親も、「例外」のように扱われてしまっているように思います。本当は違うのに。
 議論をすることは良いでしょう。深く考え、自分の意見をまとめることは良いことです。しかし批判・批評を人に対してしてはいけません。私は、妊娠したという彼女の出産、生まれてくる子どもが幸せに育つことを心から応援しています。
 

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