2009年08月23日

国民審査とは

 金曜日に初めて、升永弁護士にお会いしました。升永さんは、……▼
一人一票実現国民会議を作られた方、国民審査の活用方法を提案されている方です。
 今回は信頼する川本裕子さんのご紹介でもあり、運動の目的と内容が明確だったこと、正しいと思ったこと、またこの会議の発起人の方々のお名前を見ても知っている方ばかりだったこともあり、明日から意見広告にご協力しました。しかし実は、最初に見せていただいた原稿に少々びっくり。出来る限りの修正提案を送らせて頂いたものの、本当はどんな方なのだろうかと思っていたのです。
 初めてお会いしてみると、心配は無用でした。升永さんは、本当に一生懸命な方でした。穏やかで、知的で、正義感あふれる方でした。そして意外なことに、「僕は、こうした運動は、どうやったらいいのかわからないんだよね」と一言。正義感から動かずにはいられないが、伝える方法はわからないというのです。
 「情報提供はいいですが、行動を強制してはいけませんし、誘導もだめです。イー・ウーマンのポリシーでもありますが、一人ひとりが自分で考え、自分で選び、自分で行動する。大切なことは、誰もが、自分で考えて投票することですよね」などと私がお話しすると、升永さんは、「まったくそのとおりですね。なんだか、わかりやすく書くようにといろんな人に言われて一生けん命だったけれど、自分で考えてほしいと、もっと明確に伝えることが大切ですね。次回からはそうします、ありがとう」と言われました。
 どの運動も成功するかどうかは、始めた人の志や人柄にかかっています。この運動は升永さんの正義感あるお人柄が源となって、姿を成長させながら、きっとこれからも広がって一人一票が実現するのでしょう。詳しくは9月のウィンウィン対談でご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
 

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この記事へのコメント
今朝の投票所(愛知県内)でのこと(そのときいえる雰囲気でなく、後で選挙管理委員会に指導するように連絡しましたが。)。

国民審査の記入を聞かれたスタッフの女性が、「わからなければそのまま(何もかかずに)投票してください。」と言っていたらしい!?

その後それはおかしい!均衡理論に基づいた指導(説明)をすべきだと。あとで選挙管理委員会に連絡(指導要請)しましたが、訳わからずに投票している方が多いのも事実かなー! 何らかの形でマスコミ利用して認識!意識を高めないといけないと。今回の新聞記事(広告)は少なくとも前向きに認識のアップにつながったと思っています。
Posted by 匿名 at 2009年08月30日 10:27
国民審査は、諸外国になく、日本独自のシステムで実は、画期的なシステムです。

一票の不平等の大事な問題ですが。

裁判員制度でも実は、応用できました。民間人を裁判員にするより、裁判所の傍聴の義務をかせる方が、はるかに簡単でリスクも低いです。
最高裁判所裁判官は、日本のトップですから、これを国民が評価すれば、自然と下流にも同じ評価が浸透します。

裁判員制度の意味自体が民意を裁判所に持ち込むことであれば、裁判員になるのでなく。裁判を傍聴し、裁判官が正常に機能しているのか、
またそれを審判できるのが、国民審査です。
日本には、外国にない、良いシステムが多いのですが。
そちらには、目くらましで、とにかく外国の後追いをすればいいという文化は、逆に日本の危機を招きかねません。

ちなみにですがアメリカの大学では、かなり裁判所の傍聴をするクラスがあります。(これは、外国の真似かな?)
Posted by 匿名 at 2009年08月24日 01:07