2008年12月22日

高校での英語

 文部科学省は2013年度の新入生から実施する高校の学習指導要領の改訂案を発表ししました。……▼
 今の小学校5年生が、高校1年生になる時から、ということでしょうか。賛否両論あると思いますが、私は賛成です。今までの教育方法でうまくいっていなかったのですから、新しいことに挑戦してみなくてはなりません。英語を話すことが出来ない高校の英語教師がいる、ということに対しても、丸4年はあるのですから、話す、聴く、はできるようになるでしょう。準備期間としては十分な時間だと思います。
 私は、神奈川県立短期大学付属高等学校という、県立で外国語科というめずらしい高校に通いました。愛する母校です。しかし学校での英語の勉強を十分に吸収したとは言えず、高校を出てから勉強に励んだのを覚えています。言葉は、やろうと思えば、できるものです。日本の高校の英語の先生たちがこれからの4年間でいっきに英語で話し、国際的なコミュニケータになって下さるといいですね。
 講演者総合養成講座の卒業生でも、県立の英語の先生がいらっしゃいました。スカイプを使った素晴らしい授業方法を取り入れて、生徒たちを指導していらっしゃる魅力あふれる先生でした。全国各地で、あんな先生が増えていったら、いいなあと高校生以上に、先生の変化に期待をしたニュースでした。

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この記事へのコメント
やはり、これからの日本人は、英語ぐらい話せて当り前かもしれません。小学1年生から、国語より頻度を少なくして、少しづつやれば、義務教育だけで、9年できます。やり方さえ気をつければ、可能な気がします。
おもに、アルファベットと基本単語、簡単な小説の理解と、たまの英会話ですね。6年すれば、誰でも1000語ぐらいの英単語を覚えられるのでは、ないでしょうか。その後中学で文法をやれば、読解力もつくでしょう。たまには、英会話もいいかもしれません。
私も実体験で高校受験の英語は、塾なしにこなす事は、できなかったと思います。今の制度で高校受験に対応するのは、かなり無理がありますね。
Posted by とら at 2009年01月04日 20:58
暗い話しですが。
原案だけの導入だと。
・高校生で英語の単位が習得できない人が留年・中退し、高校中退率が増えますね。大学は全入の時代になるので、お金持ちが大学卒、そうでない人は、中卒などの2極化がはっきりするでしょう。
・現在、問題になっている教師の自殺率が、英語教師の負担増でこちらも上がりますね。
試行錯誤は、あるでしょうが。明るい将来があるといいですね。
Posted by とら at 2008年12月25日 20:13
冷静に考えると正解的に資本経済が普及してくるのだから、やはり、日本人の英語習得率をあげる必要はあるのかもしれないですね。原案のみでは、かなり無理がありますが。
小学1年から英語教育を導入し、大よそですが、小学1-3年でアルファベット、4-6年で英語の童話などの理解、中学3年で文法と読解をすれば、高校で英会話の授業ができるかもしれない。またこれなら、小学校で1週1,2時間の授業でできるだろうし、教師の負担も何とかなる可能性があります。語学の場合、簡単に長期間ですこしづつ覚える事が必要かもしれません。
ただ、会話信仰はすてないといけないでしょう。
ぜひ、YAHOOのドイツ、スペイン、フランス判をみてください。日本人でも8割以上は解るでしょう。現在、英語と英語に近い言語でないのは、中国、韓国、日本と中近東ぐらいですね。マレーシアを見たら英語なので驚きました。
残念ですが日本語と英語の違いは大きすぎる現実を理解する必要があるでしょう。
Posted by とら at 2008年12月25日 20:07
「英語」はある意味ツールだと思ってます。
必要性に迫られれば、ある程度の基礎と単語力があれば、必要なレベルまで到達するのにそれほど時間は費やさないのではないでしょうか。
英語(に限りませんが)というコミュニケーション手段を通して、視野、幅の広い人がたくさん育って欲しいと思います。
そして、より良い世の中になって欲しいと切に願います。
Posted by 聖なる日 at 2008年12月25日 19:52
私の小学生時代、何冊かの小説の読書感想文を書かされました。すくなとも、英会話教育を取り入れるのなら、その前にペーパーバックの1,2冊ぐらいを読了して、感想文を書かせる方が先決だと思います。これならば高校生レベルでもいいかもしれない、というかペーパーバック、(日本で言えばたんなる小説)が読めない人が、会話ができるわけがない。また英会話教室で実際行われている会話は、流行者向けでレストランやショッピング向けが多い、この場合、相手は商売なので、英語が解らなければ何度聞いてもいいかもしれない。ビジネスでは、英語ができる、できないは、関係ない。大事なのは、交渉力、決断力、問題解決力などである。外国は、ビジネスに厳しいので、納期が送れると制裁金など当り前である。英語ができなくて納期が遅れる場合もある、このな英語では、まったく通用しない、発音が綺麗は人はCNNのキャスターぐらいで、世界中の英語スピーカーは、発音が綺麗でない、ただし、少なくともメールなどの文語で書かれた英語で間違いを犯した場合、それがexcuseされる事はない。実際には、そうした事で億単位の損失が頻繁に起きているのが、ビジネスで中途半端な会話力が国力を下げた場合、しっかりとした責任の所在を明らかにしておいて欲しい。少なくとも真面目にやっている人にツケを回すことは、絶対におかしい。
Posted by とら at 2008年12月25日 13:29
話せないよりは話せた方が良い英語。
小学生から英語が必修になると言う事は他の何と言う科目が減らされるかと言う情報がまったくない!
英語を母国語とせず強いと思われている国ほど英語力が低いらしいので国力が弱くなれば外国へ出稼ぎに行かなければならないので必全的に英語ができざる得なくなるとも。
英語を身につけるより母国語(日本語)力も上げるのは無論、どの世界でも経済に強い人が出世するから算数も大切。
義務教育=最低限の基本、基礎&作法、マナーは身に着けて欲しい。
Posted by 特命鬼謀 at 2008年12月25日 11:12
「新しい取り組み」が良い方向に向かい、一人でも多く国際人、広い視野で物事を考えられる人たちが大勢出ることに期待します。
まずは、第一歩。
最初から上手くはいかないかもしれません。
修正しながら良いものになっていったらいいなと思います。
英語は多言語に比べると、比較的習得しやすい言語だと言われています。文法習得は基本。あとは、意欲とセンス、そして努力でしょうか。
やはり環境は大きいと思います。そして、習得する年齢は若いほど吸収力は高いのではないでしょうか。
語学習得はどれだけたくさんの英文に目を通し、また耳に入れ、自らどんどん発言していくこととも言われています。
脳のやわらかい内に有効な教育で潜在能力をアップしてあげたら、良い方向にすすんでいくのではないでしょうか。
Posted by 聖なる日 at 2008年12月24日 21:55
理想が一杯つまった改革ではありますが、
まずは、大学入試が変わらない限り、絵に描いた餅になると危惧します。
具体的な実行策なくしては
「ゆとり教育」と同じ運命を辿るのではないでしょうか。

また、高校の先生が「英語で話す、聴く」ができるようになっても、「コミュニケーションを中心とした授業ができる」ようになるとは限りません。

それに、現状の40〜50人のクラスで、コミュニカティブな授業を中心に行うのは、ますます熟練した授業力が必要です。

私は、大学での英語教育改革から始めるのが先決ではないかなと思います。
Posted by wakako at 2008年12月24日 21:22
私は、子供がいないので、父母さん達の話など知らないのですが。
これほど、英語学習を心配している人がいるなら、第二公用語にすればいいんだと思うんですよね。私は、かなり前から思っていた事です。実際に誰かに話しをすれば、それは無理と即答されるのが、ほとんどなのですが。
第一公用語が、日本語、第二公用語は、英語にすれば、英語学習で困る心配が、全くなくなります。小・中・高・大で2・5・8・8割ぐらいで英語で数学や理科、社会を勉強すれば、いいのです。
公用語にするほどの、度量がなく、かつ楽に第一外国語として習得したいという怠惰な気持ちは、まず親の世代からなくさないと、一番可愛そうなのは、子供世代ですね。
Posted by とら at 2008年12月24日 19:47
いわゆる英語本を何冊も読んだ私が「ひどいな」と思うのは、ほとんどの著者が有名大学出身なんですね。現代の大学入試は、英文法の知識なしに受かる事はありませんから、全ての人が、一通りは英文法の勉強を人並み以上にハードに勉強している。そして大学入学後から、実践的なリーディングやスピーキングを習得している。ただし、そういう人の本の中には、文法学習は、よくないと書かれている。
といって、高卒レベルの人などの英語本など、売ってないのです。文法が必要なければ、高卒だろうと中卒だろうと、英語の達人がいるはずなのに、英語の達人の90%以上は、有名大学卒なんですよね。これは、トリックの一種だと思いますが、いい加減、このトリックから、目が覚めた方がいいと思います。
あなたは、どう思われますか?
Posted by とら at 2008年12月24日 07:08
日本人の英会話好きは、いかに楽をして英語を習得できるかという結論だと考えますね。たしかに文法や読解を一つ一つ勉強するのは、苦労がいります。
ただ、ここ20年ほど、街には英会話教室があふれ、本屋には英会話の本が山積みされながら、英語ができないと繰り返しつぶやく姿はさすがに反省した方がいいと思います。
その次に出てきたのが、英会話を小さいときからやっていないから駄目なんだという議論ですが。
根本的に、年齢の問題でなく、読解力がないから英語力がつかないのであって、馬越さんが30年毎日英字新聞30分読んで、英語力を維持されている状況で、一般の人が、ほとんど英文を読まない状況で英語力をあげること自体、無謀な気がしますけどね。さらにそれを子供にも押し付けてしまうのも問題と思います。
まあ、こうした議論も結論はないでしょうから。いろいろ変化しながらという事でしょうかね。
Posted by とら at 2008年12月24日 06:54
私も賛成です。政府など頼りにしないで自分の事を考えろということでしょう。
しかし、今後、高齢化が進み、消費税増税され、少子化のゆとり教育と英語力のつかない改革で、今後は、経済の心配などする必要がないほど、国力がおちる可能性がありますね。そのツケを真面目に働こうと考えている人間に回すのはやめてほしいな。
これからは、外需も内需も両方駄目になっていくでしょう。現在の不況だと騒いでいるうちが花でしょうね。
Posted by とら at 2008年12月24日 05:56
私は今回の改定案に賛成です。

何故なら、コミュニケーションスキルとしての英語を
日本人もどんどん積極的に身につけるべきだと思うからです。

ただ、これが何語であっても、それを発する上で必要な
母語での思考力論理力がなければ、猫に小判、馬の耳に念仏だと思います。

今回の改定案を通し、一人一人が母語、母国文化の重要性に
改めて気付いて欲しいと願ってやみません。
Posted by アップル at 2008年12月23日 22:56
私の実体験です。
昔、6大学の付属中学・高校を卒業した友達がいました。彼は、カラオケで日本語の歌を歌うとき、たまにはいる英単語が読めませんでした。
最初はショックでしたが。正直、気の毒でその友達と英語の話しをしたことは、ありません。今は、英語と関係ない仕事をしていると思うので、心配ないですが。
英会話など、難しい話しをする前にいろいろやる事があると思います。
Posted by とら at 2008年12月23日 19:31
私が通っていた一般の中学・高校で英語の授業を真剣に勉強していたのは、クラスの半分もいなかったと思いますね。
よく日本人は、「中学・高校で6年も英語を勉強しているが、話せない」と言われます。
私からすると、教科書も読まず、先生の話も聞かないで英語が話せる方が不思議です。
先生の言葉が日本語から英語に変わったとたんに皆が必死に勉強するようになるという事なのか?
ゆとり教育だったり、大学を飛ばして高校で英語のみの教育だったり、
思いつきばかりで少子化に進む将来、本当に大丈夫なのでしょうか?
では。
Posted by とら at 2008年12月23日 18:56
今までの教育方法がうまくなかったのでなく。今までの教育方法を徹底できなかったから、うまくいかなかったのでしょう。最近日本人ノーベル賞受賞者の英語のスピーチを見る機会があります。彼らの英語は綺麗でありません。今のようDVDなどで英語を聞く機会が少なかったからです。ただ、文語主体で勉強した彼らは、4人のうち、2人がアメリカで生活しています。益川さんにしても、英語の論文を読み書きする必要は、あるでしょうから。英語を話せないのでなく、話さないだけでしょう。
日本語でも同じですが、読書をしていない人が、良い日本語を話すことは、できません。英語でも同じです。十分な読書をして、始めてまともな英語を話すことができます。
Posted by とら at 2008年12月23日 10:43
まずは、高校でなく大学で英語以外の科目を英語の教科書と英語の試験で1科目でも必修にする方が、先決ですね。大学生は、基本的に余裕があります。
日本語と英語には、決定的な違いがあり、英語は文法重視、発音軽視。日本語は、文法軽視、発音重視です。
文語では、英語の場合、5文型は絶対で、何度繰り返しても、主語、動詞がはいります。一方、日本語の場合、文語でも何度もでて、くどくなる場合、主語、動詞を省く場合があります。
また英語は主語・動詞・目的語ですが。日本語は、主語・目的語・動詞です。この違いは大きく、世界で文法の大半は、英語と同じ主語・動詞・目的語です。中国語もそうですね。日本語と同じ文型は、韓国語ぐらいです。
Posted by とら at 2008年12月23日 10:34
基本的には、無理ですね。今回の方針は、小学、中学の5年間で英文法、読解が全ての生徒で完全に理解できるという前提での話しですね。
まずは、読解の技術を伸ばさない限り、日本人が英語を話せるようには、絶対になりません。まして、中学までの勉強では、いくら義務教育でも、生徒には学科によって好き嫌いがありますから、数学が得意でも、英語が苦手という人がいるでしょう。彼らの未来がなくなるという事ですね。
現実的に、日系アメリカ人などで成人してから、渡米した人でアメリカに数十年暮らしていて、英語を話せない人が大勢います。NYには、アメリカに長年暮らして英語が話せない、日本人以外の外国人も大勢います。また日本に長年いる外国人で日本語を話せない人は、大勢います。
現在、家庭の経済的事情で高校中退する人が増えているそうですが。ますます高校中退者は、増えますね。本当に日本の将来が不安になります。
Posted by とら at 2008年12月23日 10:21