2008年11月19日

女性活用

 今日は、女性活用の現実、問題点、そして解決策の提案をお話しする機会がありました。……▼
 「国際女性ビジネス会議」を13年間開催してきて見える変化。イー・ウーマンを運営して来て見えること。女性たちがどのように活躍し、どのように活躍できずにいるのか、そして、具体的にどのような課題があるのか、その解決策は、ということも、お話ししました。
 女性活用、男女参画といったテーマに私がかかわるようになって、すでに20年がたちます。最近は、ワークライフバランス、ダイバーシティということでも、講演、研修、コンサルティングをさせていただくことが増えました。20年前から、女性活用というテーマで、「実態」を見て、「変化をつくり出す」ことを繰り返してきたということでは、日本の中では貴重な存在かもしれません。当時は、ほかに女性に焦点をあてている方がほとんどいませんでした。
 そんな経験からみると、この20年で女性活用は進みました。法の改正もありましたし、企業も体制を整えてきました。次のステップとして今必要なことは、
 ・活躍する数多くの魅力的な女性の事例に触れること(ロールモデル、メンター、仲間)
 ・より多くの女性が決定権を持つポジションにつくこと
 ・男性の意識、価値観、ライフスタイルの変化
だと考えています。
また、ダイバーシティを推進するための基礎作りとしての「I statement」、ワークライフバランスを推進するための基礎としての「行動管理」「時間管理」、実体験をする・事例に触れるという「国際女性ビジネス会議」、そして企業の「体験型トレーニング」についてもお話ししました。
 また、現在、メリルリンチ証券のダイバーシティ&インクルージョンのアドバイザリーをしているので、夜は、ニューヨーク本社や、ヨーロッパ、アジア諸国と結んだ2時間の電話会議に参加しました。世界のダイバーシティは進んでいます。日本企業も、早く、経営戦略に取り入れてほしいと思います。


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この記事へのコメント
ダイバーシティを経営戦略に導入することのメリット、というよりは、導入しないということで、どれだけ企業は発展の可能性を失っているのかという『デメリット』の大きさに早く気付いてほしいと思います。

画一的な人の集まりよりは、女性や国籍の違う人が混ざる集まりの方が、より創造的で魅力的な仕事が出来ると考えます。企業にダイバーシティを導入することで、新しい発想と価値観が生まれ、それに伴い、ビジネスに対する取り組みや顧客へのアプローチが変わるでしょう。ダイバーシティは、今後の企業のあり方を考える大切な視点だと思います。
Posted by レッズ at 2008年11月22日 08:21