2008年10月16日

ダイバーシティとは

 ダイバーシティとは何か、また、企業内で推進するにはどうしたらよいか。……▼
ダイバーシティとは、女性活用に限定されません。多様な人たちの知恵を活用して、より大きな成果を出すということです。多様な人の人数を増やすことにとどまらず、その先の成果を生み出すところにつながる点が重要です。ですから、企業は、ダイバーシティを推進する際、2つの視点で、動いていく必要があります。
 一つは、経営陣の意識を明確にし、組織の仕組みを変革させ、多様な視点を持つ人材が活躍できる環境を用意すること。もう一つは、そのような環境を与えらえた際に、社員一人ひとりが提案ができるように、他の仲間と意見を建設的に積み上げてより良い解決策を生み出せるように、各自が成長するということです。この両方がそろってこそ、ダイバーシティが企業経営の力になります。
 最近、このようなコンサルティング、講演、研修などが増えてきています。経営陣、企業トップの意識明確化へのコンサルティングやトレーニング、そして会社全体で、人財を育てるための研修など。総合的に取り組む企業は、ダイバーシティを経営案件としてとらえ、積極的に取り組んでいます。総合的なプログラムを組み、一つひとつ実践する。これを、始めた企業が長期的に成長する企業となります。

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
同質の集まりでは、組織の基礎体力は自ずと弱くなってしまうと思います。沢山の異質が有機的に結びつくことで、より強い組織・社会が実現できると信じています。
Posted by まつこ at 2008年10月19日 23:41
確かに、女性活用などと限定的に考えるのでなく、総合的に考える事が大事でしょうね。消費者は、女性、男性、日本人、外国人、健常者、そうでない方など、様々です。その消費者に商品、サービスを提供する側も様々な人たちが、様々な意見を持ちながら団結し、企業活動すれば、強いし、社会貢献につながるでしょうね。
一方、消費者を無視し、企業サイドの都合だけで、動けば、うまくいかないケースが増えると思います。
Posted by いで at 2008年10月17日 10:09