受験、について
きょう、娘の保育園時代の同級生にばったり会いました。彼は……▼
リュックを持って、塾へ行くところでした。「2時半から11時半まで、塾なんです」。「え? 11時半?」「そう」「このまえ9時半って言ってたよね、9時半ではなくて、11時半? 夜の?」「そう」。「11時半!」
彼は、元気な、明るいお子さんで、とってもいい子です。一生懸命、自らの意思で通っているのですから、すごいと思います。しかし、11時半まで塾となると、家に帰れば夜中の0時。急いでお風呂に入って眠っても、0時半。明日は、平日。小学校があります。
これが世の中なのだ、と言ってしまえば、それまでなのです。彼は、とても温かい家庭で育ち、とてもいい子です。だからこそ、やっぱり11歳の子供が、11時半まで塾で勉強しなくてはいけないような受験体制は、なんとか変えたいと願ってしまいました。
今、9:50。私は、もう子供たちとお風呂に入り、ベッドに入るところです。でも彼は、塾で勉強中。
学校って、なんなのだろう。勉強するって、どういうことなのだろう。子供を育てるって、何をしてあげることなのだろう。明日の社会をつくるって、どんなことをしていけばよいのだろう。……今日は、どうしても11時半までの、彼の様子を想像してしまいます。
Posted by kaorisasaki1 at 21:58│
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小5の娘と小3の息子がいます。子供の小学校は区内で最も受験志向が強く、半数近くの子が中学受験です。娘の親しい子も受験組で、小4になる前の春休みから塾通い・模擬テスト漬けとなり、めったに遊べなくなりました。お母様は専業主婦、お父様は大学の先生です。4年の学年末テストで、どういう風の吹き回しか娘が国語のみ成績トップでした。早速件のお母様から「どんな勉強させてますか」とTELあり、怖かった!うちは宿題しかしてないのに。夫は記念受験を望んでいますが、夫婦の収入からすると、うちは高校まで公立が分相応なとこです。
「一所懸命自らの意思で塾に通っていて、すごいと思う。」ほんとうに自らの意思なのでしょうか。本人がそう思わざる得ない社会と理解はされなかったのでしょうか。この理解には苦しみます。子供のころになにを好んで、11時まで家以外のところで勉強する子供がいるでしょうか。凄いえらいと思う大人がいる限り、社会は変わらない気がします。
こんばんは。うちにも小6の息子がいます。まさに中学受験の渦中にありましたが、受験勉強と引き換えに得るものもあるでしょうが、失ってしまうものの大きさをひしひし感じております。
過熱する受験市場、学歴偏重社会である限り、抜け道はないでしょう。先ず第一線で活躍していらっしゃる方々がご自身のプロフィールから卒業された学校名を消す。履歴書に学校名を書かない。そういう社会になって初めて大切なものが他にあると見えてくるのではないでしょうか。佐々木さんぜひあなたの会社から始めてみてください。
私も小中では塾にはお世話になりましたが、14時半から23時半は長いですね!頑張るな〜! ただ、私の後悔として思うのは、小中高時代は、勉強だけでなく、スポーツや音楽など「体」を使うことを継続することが後で役に立つ気がします。一つのことを長年コツコツと継続する忍耐力はもちろん、人間は体の感覚と頭をバランスよく、鍛えないと大人になって社会の荒波を乗り越えて行けないと実感するので・・・。
塾が楽しいという気持ちが解ります。
塾は、効率をもとめ、いかに子供が勉強を理解するかを研究しています。
私が思うに勉強が好きというのは、
勉強ができると好きになり。
勉強ができないと嫌いになるのだと思います。
つまり原因と結果が逆なんですよね。
ゆとり教育の内容はよく知りませんが、学校の先生ももっと子供が理解しやすいような勉強方法を考えた方がいいと思います。誰にも経験はあると思いますが、解らなかった問題がとけた時の楽しさは、心に残ると思います。
学校にやはり勉強する場所ですから、勉強の特に基礎教育の大事さを考えた方がいいのかもしれないですね。
高3の娘、高1の息子がいます。上の子は6年生の時に、下の子は5年生の9月から進学塾に通いました。平日は夕方から9時頃まで日曜日は模擬テスト・・確かにハードでしたが今振り返って子供達は塾は楽しかった!と言います。そして二人とも小学校6年間皆勤賞でした。塾に通って受験すると決めても、まず第一は学校の授業、行事、クラブ活動。我が家のスタンスです。今は進学塾には通っていません。息子は高2の秋クラブを引退するまで、暗いうちに家を出て朝練の毎日でしょう。私は塾が悪いとは思いません。ただ学校の事をおろそかにしてまで、偏差値を上げる為だけに通うのは本末転倒。その年齢にしか出来ない事を精一杯する!その上で塾を考えて欲しいと思います。特に小学生などまだまだ親の意志で塾に通わせる時は子供をしっかり見つめ話合い学校と塾の生活でつぶれてしまわない様に気配りが重要だと思います。
我が子は今中2ですが、塾には行っていません。クラスの大半の子は塾に通っており、塾に行っていないと不思議がられる始末です。
なぜ塾に通うのでしょう?学校が教えてくれないから?塾のほうが教えてくれるから?受験には塾のほうが有利?
常々考える事ですが、勉強は受験だけのものなのでしょうか。自分を高めるための勉強、教養、忘れていませんか?
そしてその基礎になるのは家庭でしょう。しつけ、勉強、等々、それらを外に求めるのではなく家庭でしっかりと身につけて欲しいと思います。
ゆとり教育,教育基本法改正...それらを決定している方々の中には,実際に公立小,中へわが子を通わせている親がどのくらいいるのでしょうか?
実際に日常的に子育てに関わって,子供の生活や成長,将来に必要な教育とは何かを,机上の空論ではなく,現実的に考えられる方は,いるのでしょうか?
学校教育や子供を取り巻く社会を本気で改善したいと,取り組んでいる方はどの位いるのでしょうか?
あたかも当事者のいない,別室で決定されているように感じられてなりません。
ほんとに学校以外に塾がある。このことが、なにかをおかしくしている気がしてなりません。塾がなくなって、学校だけで教育を受ける。いま皆が塾にもとめていることも含めて、学校というなかで、学べる事ができないのでしょうか?中学受験が成功しても、高いレベルと言われる学校にはいっても、また待っているのは塾なのです。何かがおかしいです。その中で、塾に行かないとうのも、また不安になってしまうのかもしれません。