2006年10月27日

ライフプラン

 今、「とくダネ!」が終わり、オフィスに戻る車の中です。番組で……▼
退職後の人生についての特集がありました。アメリカの事例を紹介しながら、考えるというものでした。やはり、「貢献」「分かち合い」という精神が多くの市民に育っていることも大きいと思いましたが、「新しい人生を作る」という自由な発想が豊かなことも感じました。日本では、今住んでいる場所(地域)を離れたくないという思いの人が多いような印象を私はうけているのですが、アメリカの場合は、退職後に初めての地にも移転していく。そして住みやすい街を自分たちでつくっていくなんて、とてもアクティブです。私も最近、これからの人生を想像するようになりました。10年もしたら、子供たちは私の元を離れるでしょう。わたしは、50代、60代とどんな毎日をどこですごしたいのだろうか。
 20代のときに出会った、私のメンターとなるアメリカ人女性が「かわいいおばあちゃんになること」が自分の夢だと言っていたのを思い出しました。わたしも、働き続けて、貢献し続けて、かわいい、愛されるおばちゃんになりたい。ちょっと、具体的に人生設計を考え始めるときなのかもしれません。

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この記事へのコメント
っぷっ
あほか
Posted by DOKOMO at 2006年10月31日 22:54
わたしは、アメリカの例=参考にならない、とは思いません。
佐々木さんも同じことを日本でしようとはおっしゃっていないと思いますよ。

特ダネ、私も見ていました。
あの生活でシニアがイキイキしていたのはなぜか、というところを学ぶのがポイントだと思います。

年をとっても、自分の理想の生活は何かを考え、主体的に動く、「長年住んできた場所を、いまさら離れられないものだ」という考えに“とらわれない”(結果的に残るという選択をしてもそれはそれでよい)ということが大事なのではないでしょうか。小倉さんもコメントしていた、「選択肢のはばが広い、ということが羨ましい」に私もまったく同感です。

「こうじゃないといけない」という思いが強すぎると、自分や他人の生き方を型にはめてしまうので、私は気をつけています。こんどの辻秀一さんのサーベイ、面白そうです。
Posted by ハルミン at 2006年10月28日 11:38
著書を拝読させていただいています。ありがとうございます。

トクダネの件、欧米と日本を単純に比べるのは難しいと感じます。

私は地方(九州)に住んでいるのですが、出身地に残る人も多くコミュニティーも未だ着実にねずいています。
新たな土地へ出向こうなんて考える老人は、よっぽどのことがない限り、ないでしょう。

しかし、私の出身地北海道の人間は、フロンティア精神旺盛だから、新天地で新たな人生を!ってことも考えそう。
人間関係が希薄な地域から、より濃厚なコミュニティーを求めているように感じます。

コミュニティーは今や老人任せになりつつあるんでしょうか。
働き盛りには時間の制限もあり、わずらわしく感じます。

自分の老後、できる限りの奉仕はしたいと、身近な先輩に感謝しつつ思っています。
Posted by ひまじん at 2006年10月28日 00:15
私の母は72歳ですが、私が家を立てるのを機会に生まれ育った地域に戻りました。今までの10年は孫のお守りに明け暮れていましたが、その合間をぬって特養の高齢者のために、着物のあまり布を利用した綿入れ半纏を作って寄付したり、あやとりやお手玉をたくさん作って保育園や小学校に持たせたりしています。古くからの顔なじみの近所の方と話をしたり、車の送迎をして一緒に健康教室に出かけたりと地域に密着した生活を送っています。これといって力を入れて貢献している風でもないのですが、家族や地域のためにできることをして生活しています。うらやましい限りです。母はどんな風に老後を考えていたのでしょうか。 肩に力を入れず、今の延長線上で地域社会の中で暮らせたらと思いますが、それには今から、地域での活動や生活に参加していくことが必要なのかもしれないと思います。
Posted by manashichi at 2006年10月27日 13:57
成年後見についての取り組みをしていて思う事は、シニア予備軍の私達世代こそが老後の事をシュミレーションし子供達や親族に老後を託すのではなく「自己決定」で自分はどうしたいのかをあらかじめ任意後見という形で契約しておく事の大切さです。今朝の「とくダネ」の特集も興味深いものでしたが、あのように特別な事ではなくても、今住んでいる地域の中で、入所した施設の中で、生活を楽しみ社会に貢献しながら暮らし続ける方法「私はこんな老後を送りたい」を今の生活の時折に考え、備える事で充実した晩年を迎えられると思います。
Posted by ままごん at 2006年10月27日 13:38
 今一番の関心事がこの退職後の人生です。私たちは団塊世代の弟、妹世代とでも言いましょうか。興味深く番組を見させて頂きました。
 しかし、あのような生活はとてもできないと思いました。なんといっても何千万円もの資金がありません。無給で地域貢献というのも、それまでにある程度の蓄えがなければできないことです。日本でも今のお年寄りなら有り得るかもしれませんが、私たちの年代ですとまず無理な方が大多数なのではないでしょうか。
 せめて子供たちに頼らず、二人で共通の趣味でも持ち、健康で過ごせたらもう二重丸と言えるのではないでしょうか。

 佐々木さん 素敵な女性で私の憧れです。これからもご活躍期待しております。
Posted by カオルン at 2006年10月27日 12:55