プールでの事故
吸水溝に吸い込まれたという小学2年生のニュースを聞き……▼
その子は、どれだけ怖かったろう、苦しかったろうと想像し、体が震えました。管理担当者の危機意識の低さにも怒りを感じます。実際の情報をつかんでいませんから、テレビなどの報道からの印象だけで、事実と違う理解をしてしまっているのかもしれません。しかし、たとえば、「はずれている」と泳いでいる子供から指摘があった時、それが「危機」であることを担当者が認識していたら、まず、泳いでいる人を全員プールから上がらせる。そして、水の流れを止める。状況を確認する。……そういったステップが考えられます。なぜ、口頭でプールサイドから注意をしていただけで、泳がせていたのか。そもそも管理者はインカムなどの通信手段を持っていないのか。持っていれば、すぐさま水の流れを止めたり、アナウンスの放送を流すなり、できたのではないでしょうか。「気の緩み」からの事故だけに、残念でなりません。
Posted by kaorisasaki1 at 09:27│
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以前にも痛ましい事件があったような気がします。私がいつも思うのですがmマスコミや公共機関で騒ぐのは検査不足だとか、体制の問題とか表面的な物が多く、それももちろん大切で改良されていかなくてはいけません。しかしそれは一時的な対処法で有って又喉元過ぎれば同じ危険があちこちに起こりうると言う事と同じではありませんか?全く素人の私の意見で恐縮ですが、何度も起こると言う事は、”発想の転換”が必要なのです!出水口の鋼管を作る時に(蓋では無く)十文字をつけるとか、せめて赤ちゃんでも通らないくらいの格子状の物が一体化された鋼管を作れば絶対にこのような悲しい事件は起こらないと思います。ただし素人の意見を聞く耳が公的機関にあるかが問題です。
官よりも民の方が「プロ意識が高く、最小の経費で最大の効果を上げられる」からという理由が現在の指定管理者制度などの推進を支えています。でも、私は「本当にそうだろうか?」と疑問を抱えています。今回の事故も「本当に官から民に移していいの?」という疑問を増幅させました。
官から民へ、民がまたその下請けの民へと流していくうちに責任感が希薄になっていくと感じるのです。今回の事件のプールで、市は委託事業遂行状況確認のペースを市町合併後それまでの半分に減らしているし、下請け会社は監視員に適切な教育を行っていないし・・・・
官から民への流れで良い効果も出ていることは知っています。でも、やり方によっては今回のような最悪の事態を招いてしまう・・・
官側にいる人間として、民へ委託する際の手法を真剣に考えなおすべきだとつくづく考えさせられました。
失われた小さな命のご冥福をお祈りします。
逆に助けられ無かった監視員の子達の心の傷(後悔)を負わせ無いような大人の配慮も必要では無いかと思います。少し論点からそれてるかもしれませんが、今はある意味異常な大人達も居る世の中なので、子供のころから自分の命の大切さとお友達を含めたヒト(他人)の命の大切さを語って行くべきではと思います。
補足させてもらえれば、決して監視員のバイトの子を責めてるので無く危機管理教育をしていない会社(大人達)を責めるべきです。ただ、プールの子供達が自分の兄弟や従姉妹だったら位の気持ちで何か他に行動出来なかったのかと思います。私は長く接客業をしていますが、高校生の同僚であろうとお客様の為にはみんな臨機応返に対応してます。それは例え稚拙な表現でも一生懸命さは必ずお客様(他人)には伝わります。
プールの監視員といえば、学生のアルバイトが殆どですよね。募集にはこれといった条件もないし、おそらく危機管理の教育もろくに受けないまま、「監視員」になっていることでしょう。
もちろん、それでもとっさの判断ができてほしいところですが、今の日本ではそういった力を育ててはいません。大きな自然災害が起きた時などいつも、適切な判断のできない役人の多さに呆れます。
働かせ方、教育のあり方、そういった社会システムの犠牲がいろいろなところに出てきているのだと思います。
私もテレビを見てびっくりしました。なぜ蓋が外れてる事を知っていて救え無かったか…‥ 管理者は子供達の安全を預かってるのだから、例えマニュアルで教わって無くても危ない事が想像出来無かったのか…‥結果的に異常が無くても、万が一を考えて遊泳を一時中止して自分でも現場で判断し且つ責任者にも報告すればみんな納得してくれたのでは…‥いろいろな場面で想像力が欠けていて多くの犯罪や事故が起きてるようです。
ニュースによると、プールの管理は当初出ていた管理会社がその下請けに出していたとか。
すこし、形態が違いますが、今日の朝日新聞の一面にあった、松下系社員請負会社に大量出向の記事と読みあわせ、日本の働き方(働かせ方)はおかしな方向に行っている気がします。
これが、ブッシュ政権、それを追従する小泉さん率いる日本の資本主義経済なのでしょう。
本当に佐々木さんの仰るとおりだと思います。
現在、特に企業を中心に、経済性を追求するあまり、安全面の確保への経費を削減する傾向が目立っています。きっと監視員の人達も危機管理の教育等を受けてはいなかったのだと思います。
似たような事故が続いて起こっています。
犠牲者が出てからしか大騒ぎしない、又、時が過ぎれば忘れてしまう。悪循環ですね。
何か、根本的なところを変えていかないといけないような気がします。
そうですよね。
「防げたかもしれない事故」っていうのは本当に残念です。
後であの時あぁしてればよかったって思っても失われた命は戻ってこないですから。
今朝の新聞である女の子が「体が吸い込まれる感覚が楽しくて、わざと近くにいって遊んでる子もいるけど、蓋がはずれるなんて思わなかった」みたいな事を言ってました。
子供の頃って好奇心が旺盛だから色んな危険がすぐ隣にあったりするんですよね。
で、私もそうだったけど、子供の頃ってあまり「まさか」の事態を想定して遊んだりしないですよね。
だから、よけいに管理の人は「まさか」の事態を意識した対応が必要になってくると思うんです。
そういった自覚や責任をもっと強く持っててほしいと思いました。