おめでとう
今日は、ある美術館で、娘の絵の表彰式があった……▼
全国の保育園、幼稚園児から中学生まで、表彰された100名ほどが会場にあつまった。親たちは必死にカメラを構える。そこでちょっと気づいたのは3点。子供たちの服装。大人たちのマナー。そして賞状の読み方、だ。
表彰されるのだが、子供たちの中にはくしゃくしゃのTシャツ、トレーナーの子供もいる。「いつもと違って、敬意を表す時」ということを全く意識していないのだ。同時に大人の態度。子供が賞状を受け取る瞬間を撮影しようと、ジーンズにフード付トレーナーで突然ポンとまたいで舞台に飛び乗る父親。
今、会社での服装やマナーは問題としてあげられるが、この現実をみると、問題はおくが深い気がした。
そして、賞状の読み方。「以下同文」というのは、気持ちがこもっていないなあ、と感じたのだ。幼稚園の子を前に、「●●●男くん、以下同文」と言ってたとえば愛知からやってきた幼稚園児に賞状を渡す姿を見ると、???と思う。
「いかどうぶん」は、5文字。だったら、「おめでとう」といったほうが、良いのではないだろうか? 順番に賞状を渡す人が代わっていったが、一人だけ、おめでとうと言って渡していた。
そういいながら、子供たちが、いい絵を描き、表彰されるのは、感激だ。ちょっと涙がでる。この写真は娘ではないが、感激のおすそ分けです。
Posted by kaorisasaki1 at 20:15│
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確かに、TPOを分かっていない人達って増えつつありますよね。仕事の打合せにそのネイルアートはないんじゃない?とか、話し方もそうですよね。電話での問合せを受けていても、言葉遣いはなんとかなっていても、喋り方にだらしなさを感じることもしばしば…
ガイドラインのない個性教育の結果でこんな状態なんでしょうか?「個性=わがままし放題」ではないと思っているんですけど。
自分も気をつけないとと考えさせられました。
お嬢様の入賞おめでとうございます。毎日、楽しみに拝見しています。
私ごとで恐縮ですが、最近、感謝状を頂きました。「感謝状、○○○○様、以下同文」と・・・
賞を頂く方としても、「おめでとうございます」とか、感謝状でしたので「ありがとうございした」くらいの一言が欲しかったなと、佐々木さんのブログを読んでいてそうだよな〜って思いました。
いつも楽しみに拝見しています。
お嬢ちゃまの絵の入賞おめでとうございます。
先日、都内ホテルでのディナーショーに
夫婦で行ったのですが、なんとトレーナーで
来ている男性を見かけ、口をあんぐりと
開けてしまったばかりでした。別に
タキシードで来て、とは言いませんが、
ジャケットくらい着るのがドレスコード
なのではないでしょうか。
「ハレ」と「ケ」というのは日本文化では
1000年も前から意識されてきたものです。
その境界があいまいになっているということは、
日本文化の根幹に関わる大問題ではないかと
感じました。これからはお正月の行事も
なし崩しになってしまうのでしょうか…。
ちょっとこの問題については、いつも頭の片隅で
考えていきたい、と思わせていただいた
コメントでした。
はじめまして。
読んでいてハッとさせられました。
私自身この頃服装がだいぶ・・・。
寒いから〜、楽だから〜と
さすがにトレーナーでは出勤しませんが、
「公」をあまり意識しない
気の弛んだ格好で会社に来ています。
週明けからまたビシッとスーツを着て
気を引き締めて行こうと思います。
それはいつ頃からこんな傾向になってきたでしょうか。
子供は普段活発に動ける服装でいることはいいと思いますが
ハレの場卒業式などではその場にふさわしい服装で参加すると
言う事が消えたようです。
どこに行くときも家にいる格好で出かけるように変わってしまった様です。
それが大人の世界も同様のようです。
ハレの場など特別の場と感じなくなったのでしょうか
同感です。懇談会などでも、それが先生に話を聞きにくる服装か?と首をかしげたくなる親の服装、言葉遣いなど気になるところありますね。自分のことも時々チェックしなくてはと思います。